なぜ勉強するのか?子どもがやる気になる魔法の名言

「なぜ勉強するの?」子どもに響く魔法の名言を紹介します。今すぐに子どもに話したくなります。

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「勉強の限界」を感じてやる気をなくした時に効く話。「限界」とは新しい自分になるチャンス!

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勉強していて

「もう限界だ。。。」

と思ってしまうときありませんか?

 

そういう方に、少しでも次の話が

お役に立つと思います。

 

 

まずは、私の学生時代の話にお付き合いください。

 

私は大学の時に、フォークギターをアルバイト代で購入しました。

2万円ほどの安いギターだったと思います。

それでも私に出せる精一杯の額でした。

 

アパートの部屋で、毎日毎日練習しました。

なるべく昼間、隣部屋の住人がいない時間帯を見計らって練習したつもりですが

迷惑をかけてしまったことと思います。

 

ギター教室に入り、2年ほど経った頃です。

大学祭の発表に向けて練習していた時、先生が驚いて、

 

「へえ、このギターで、よくここまでの音を出せるようになったね。

この発表会が終わったら、もうちょっと背伸びしていいギターを奮発して買ってもいいと思うよ!」

 

と言われたのです。

 

これは嬉しかったです。

「このギターで、ここまでの音が出せるようになった。」

という言葉が響いたのです。

 

きっと、私はこの安いギターで出せる精一杯の音色を引き出せたのだと

思います。

 

そして、これ以上の音色は、このギターから出すことはできない

と言われたような気がして嬉しかったのです。

 

私は「このギターを卒業して新しいギターを購入しよう!」

と思い、アルバイトで貯めたお金でワンランク上のギターを購入したのです。

 

そこで2つの言葉を並べてみます。

 

「このギターでは、この音色が限界です。」

「このギターで出せる音色を最大限に引き出せた。」

 

似たように感じますが、

「限界」と言われるよりも

「最大限に引き出した」

と言われた方がやる気が出ると思うのです。

 

なぜなら前向きになれる言葉だからです。

「最大限に引き出した」は。

次のステージへレベルが上がった感じがします。

 

「限界」とは、「もう、ここまでなので、この先は無理!」

という意味ではなく、

今、自分が持っている力を最大限に出し切った

前向きに捉えたら気持ちも前向きになれます。

 

そして、先に進もうという気力が湧いてきます。

 

そして、「限界」とは

これまでの自分を捨てて新しいステージに進みなさい!

というメッセージと受け止めたら気持ちも前向きになれます。

 

限界とは、今までの自分を捨てて

新しい自分になりなさい!

というメッセージと受け止めると、さらに前へ進めます。

 

古い殻を脱ぎ捨てて脱皮して

新しい自分になれたように。

 

さて、勉強の話に戻ります。

 

塾の教室には

漢字をなかなか覚えることができない生徒がいます。

そういう生徒に必ず次の話をします。

 

この話を聞くと、どの生徒も納得してくれます。

限界突破を、皿回しで考えてみるのです。

 

私は、漢字を覚えることを

皿回しに例えてお伝えしました。

 

一つの皿を回してから、2つ目の皿を回す。

さらに3つ目の皿を回す。

4つ目の皿を回す頃になると、一つ目の皿がグラグラ揺れ始める。

 

ここで皿回しは、5つ目の皿を回さず

一つ目の皿が落ちないように、さらに回す。

こうして5つ目の皿を回す。

すると、2つ目の皿がグラグラするので

2つ目の皿に勢いをつける。

 

こうして、皿回しは

それぞれの皿をメンテナンスするのです。

 

漢字を覚えることも同じです。

新しい漢字を一つ、二つと覚えていく。

すると5つ目を覚えた頃になると

一つ目に覚えた漢字が怪しくなるのです。

 

そこで、もう一度、一つ目の漢字を覚え直すのです。

 

漢字に限らず勉強も同じです。

問題集の1ページ目を終えたら

通常は2ページ目をやります。

 

ここは1ページ目をもう一度やってから

2ページ目に進むのです。

 

次の日は

1ページ、2ページを復習してから

新しい3ページに入る。

 

これはかなり面倒な勉強法ですが

記憶が強固になります。

 

さらにこの勉強法の良いところは

やればやるほど、前のページを終えるのが早くなるのです。

 

つまり、それだけ解くスピードが増したことになるのです。

 

今日の勉強を始めるために

一日目の勉強に立ち返り、

二日目、三日目と復習してから

今日の新しいページを開く。

 

このように土台を固めながら

新しい知識を乗せていくイメージです。

 

新しい勉強を行う前に

ゼロに戻って、これまでの学びを繰り返す。

そして新しい知識を乗せていくのです。

 

人が成長するためには

このようなゼロに戻って、学びを繰り返すことが大切なのです。

 

このことを、

家のリフォームで例えてみます。

 

1階の部屋の模様替えをするならば、

カーテンを変える

カーペットを変える

電灯を変える

程度で済みます。

 

しかし、1階の上に2階を建てるとなると

全く違います。

1階の上に2階をのせるというわけにはいかないのです。

 

そのためには

一度、1階を壊してゼロにする必要があります。

なぜなら、もともと2階をのせるつもりで建てられた訳ではないからです。

 

1階を壊し、もう一度土台から作り直す必要があるのです。

土台をしっかりさせてから1階の上に2階を築くことができるのです。

 

勉強も同じです。

 

1ページ終えたら、すぐに2ページでは

すぐに1ページ目の内容を忘れてしまいます。

 

ゼロに戻るのは面倒だと思います。

けれど、本当の学力を身につけるならば

1ページに戻って基礎を固めていくほうが

後々楽になるのです。

 

勉強で「もう限界だ」と感じる時、

次から次へと覚えなければならない勉強が押し寄せて来るでしょう。

 

そんな時、この話を思い出して

やる気になってくれたらこんなに嬉しいことはありません。

 

 

ーお知らせー

私は塾の講師として20年近く

 思春期ど真ん中の中学生に勉強を教えてきました。

 

彼らに「やりなさい!」「受験で失敗するぞ!」

など、煽ったりしても、心に響きませんでした。

 

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