なぜ勉強するのか?子どもがやる気になる魔法の名言

「なぜ勉強するの?」子どもに響く魔法の名言を紹介します。今すぐに子どもに話したくなります。

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勉強で「暗記することが苦手」なあなたたへ!暗記の意味がわかり、やる気が出る話

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「数学は暗記するものではない。

どうしてその答えになるのかじっくり考えることだ!」
よく言われることです。

 

私も子どもの頃、そのように学校で教わりました。

 

しかし、算数、数学と苦手なまま
大学受験をむかえ、二浪する結果となってしまいました。

 

この時、私が大学受験二浪して出会った本で

「数学は暗記だ!」と考えを180度変える事件が起きたのです。

 

 

和田秀樹氏の、「数学は暗記だ」という本だったと思います。
この本に出会い、徹底的に問題集の解法を丸暗記しました。

 

100問ほど解法を丸暗記した頃でしょうか。
不思議なことが起こり始めます。

 

問題を見ると
「あっ!この問題は、あの問題の解法が使える!」
と見た瞬間にわかるようになったのです。

 

数学の模試では毎回、高得点を取るようになりました。
代々木ゼミナールの模試では、数学だけですが一度だけ全国で80番台に入った覚えがあります。

 

数学が苦手だった私には信じられない体験でした。

 

さて、今ならこの「暗記」の大切さがいかに重要か
分かります。

 

理由は2つです。

 

まず第一に、
学校の勉強の本質は「暗記」であるといってもよいと考えます。

 

「学校で勉強する」ことの、ほとんどが
知らないことを覚え、知っているものに変えることにあるのです。

 

もう少し言うと
覚えた知識を血肉化して使える知識にし、そこから独創性や創造性というものを作り上げていく訓練であると考えられるのです。

 

小学校の算数は、まさにそうです。
例えば5年生の分数の計算を学ぶには、

 

まず通分する知識が必要です。
これは2年生の掛け算九九という知識がないとできません。

 

さらに、1年生程度の足し算、引き算も必要です。

 

約分するには、3年生程度の割り算が必要です。


このように上の学年で学ぶことは
これまで学んだ知識の組み合わせでしかないのです。

 

何もないところから新しいものは生まれません。

 

これまでの知識と知識を組み合わせることで
新しいものを生み出すのです。

 

「思考力」というのは、自分の頭の中にある知識を
全て使って考える力です。

 

だから自分が知らないことについて「考える」ことは
できないのです。


「知らないこと」についても
自分がこれまでに身につけた知識を組み合わせて考えていくものです。

 

ですから「ひらめき」というのは
何もないところから生み出すのではなく、
これまで身につけてきた知識が土台となって生まれるものです。

 

こう考えると
何かを生み出すための知識を多く身につけることが「暗記する」ということなのです。

 

暗記して知識を増やすことで
考える道具が増えていくイメージです。

 

コンピュータのよいところは、ものすごいデータ量を蓄えると同時に
検索すれば、一瞬で必要な情報を取り出せるところです。

 

ですから使える知識として
覚えれば覚えるほど、自分の脳の性能がバージョンアップすると思って暗記するとよいです。

 

第二に、暗記することで、「方法の記憶」も同時に行っているのです。


これはどういうことかと言うと、「どれだけ多くの問題を解き、悩んできたか」という経験も脳は覚えてくれるのです。

 

Aという知識を暗記した事実は
「知識」としてAを記憶したのと同時に、
Aという知識をどうやって暗記したのか、Aの暗記の仕方という
「方法の記憶」も脳に刻まれたのです。

 

自転車の乗り方を覚えることで例えてみます。
何度も繰り返し練習することで


「この乗り方ではうまくいかない」
「この乗り方では転んでしまう」
「この乗り方では右に倒れてしまう」
のように「自転車の乗り方」という方法も記憶しているのです。


「経験を積む」とはこういうことを言うのです。

 

さらに繰り返して「自転車に乗る」という努力をしていくと
ついに乗ることができるのです。

 

何度も繰り返すことは楽ではありません。

 

けれど、「何度も繰り返せば必ず覚えることができる」という
事実は誰の脳にも約束されたことなのです。

 

ですから、勉強で暗記することは
今後の人生で様々な場面での助けとなるのです。

 

私は塾の講師として20年近く

 思春期ど真ん中の中学生に勉強を教えてきました。

 

彼らに「やりなさい!」「受験で失敗するぞ!」

など、煽ったりしても、心に響きませんでした。

 

思春期、反抗期のど真ん中の

児童、生徒に響く言葉を集めた本をkindle電子書籍で出版しました。

 

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