なぜ勉強するのか?子どもがやる気になる魔法の名言

「なぜ勉強するの?」子どもに響く魔法の名言を紹介します。今すぐに子どもに話したくなります。

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ついつい「勉強しなさい!」と叱りたくなる前に読む話!勉強のやる気アップの名言

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「勉強しないと大人になってから(あなたが)困るのよ!」

「今のうちに勉強しないと後で(あなたが)大変なことになるよ!」

 

ついつい、このような伝え方をしてしまいませんか?

 

 

~しないと、あなたが困る!

この伝え方だと、なかなか子どもは納得しない場合が多いようです。

 

勉強のやる気をアップさせる伝え方

 

そういう時は

「あなたが困る」ではなく、「私が困る」を意識するとよいようです。

 

よく「アイ メッセージ」と言われる伝え方です。


子どもが勉強のやる気が起きないときに
「あなたが困るでしょ」と言ってしまいます。


このような「あなたメッセージ」は

相手を批判することになります。


そこで、「わたしメッセージ」にすると効果的です。
「わたしメッセージ」は主語を自分にすることです。


勉強しない子どもに「あなたが困る」ではなく、

「私が困る」と言うのです。


「私が困る」と言うと、

私が「子どもが勉強しない」問題を抱えることになります。

逆に、これがよいのです。


私がなぜ困るのかをあなたに語るという構えができるのです。
こうした構えで話されれば、子どもは話を聞くようになります。


「わたしメッセージ」の効果的な伝え方として、
子どもが後片付けをしない場合を例にします。


この場合、
「あなたが使ったものが、そのまま床に置いてあると、
私は足の踏み場もなくてケガをしてしまうので、イライラしてしまう。」
とメッセージにしてみるのです。


この伝え方を分解すると、


まず、子どもの行動を明確化します。
次に、私がどのように困るのか具体的に伝えます。
最後に、それが原因で嫌な思いをすると伝えるのです。


このように「行動」「影響」「感情」の3点セットを使って
「わたしメッセージ」で伝えると、子どもは納得して行動を変えるようになります。


それでは、「子どもが勉強のやる気が起きなくてしない」場合は
どうなのでしょうか。

 

子どもの勉強のやる気を一気に引き上げる伝え方!


「足の踏み場がなくてケガをする」のような具体的な影響がない行動の場合、
「わたし」は困ることがなくなってしまいます。


やる気がなくて勉強になかなか取り組まない姿を見てイライラしてしまうのは、
勉強に対する価値観が「大人(親)」と「子」で違うからなのです。


子どもが勉強することにあまり意味を感じていないにもかかわらず、
大人が勉強することに将来の役に立つ価値があると思っているので
対立が生じるのです。


この場合は「意味」「行動」「影響」で伝えるとよいです。


「意味」とは、ここでは「なぜ勉強するのか」子どもに納得してもらうことです。
人は、することに意味を求めます。

意味が分かれば未来を見つめて行動することができます。


「現在の発明の多くは、先人の知恵から生まれたもの。

勉強することは、その先人の知恵を学び、

さらに生活をよりよいものにしていくの。

 

勉強すると、進みたい道の選択肢が増えるの。

そのために国語や算数や理科など学ぶのです。→(意味)

 

私は、あなたがそうした知恵を手に入れて世の中の仕組みをたくさん学んでほしい。→(行動)

 

そうすると大人になったときにどの道に進みたいか、選択肢が増えるの。

わたしはあなたにたくさんの選択肢を手にしてもらいたい。→(影響)」


このような形の伝え方をすると、子どもも納得します。


子どもに限らず、相手に意味を伝えるためには、

私たち大人自身も学び続ける必要があります。


「あなたの子どもは、あなたの子どもではない。
あなたとともにいるが、あなたに属してはいない。
あなたは愛情を与えても考えを与えてはならぬ。」

(詩人 カーリル・ギブラン)

 

私は塾の講師として20年近く

 

思春期ど真ん中の中学生に勉強を教えてきました。

 

彼らに「やりなさい!」

「受験で失敗するぞ!」

など、煽ったりしても、心に響きませんでした。

 

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児童、生徒に響く言葉を集めた本をkindle電子書籍で出版しました。

 

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