なぜ勉強するのか?子どもがやる気になる魔法の名言

「なぜ勉強するの?」子どもに響く魔法の名言を紹介します。今すぐに子どもに話したくなります。

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勉強に対する「失敗」という不安を取り去りやる気を出させる名言

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もう何年も前に、二十歳になった教え子に会いました。
教室では、動物が大好きな目の大きな女の子でした。


その子の話に驚いたことがあります。

 

「私はいまだに自転車に乗れない。」
と言うのです。

 

その子は6年生の時に

 

「自転車には怖くて乗れない。」

と言っていました。

 

転ぶのが嫌だというのです。

 

そのまま自転車に乗ることなく

二十歳まできてしまったというのです。

 

塾の教室でも

「間違えたら怖いから」

「失敗するのが恥ずかしい」

という生徒の声をよく聞きます。

 

その時に必ず

この自転車の女の子の話をします。

 

「失敗するのは怖い」

これは当たり前の感情です。

 

誰でも失敗は怖いです。

 

けれども、なくすことはできません。

その必要もないのです。

 

大切なことは

怖くても行動できる

ことです。

 

「怖い」という感情がよくないものの

ように思われるかもしれませんが、

人間のDNAに組み込まれている立派な感情です。

 

狩りをしていた時代、

いつ獣に襲われるかわからない時代、

「暗闇」「落ちる」

ことに関して、怖いという感情は

もともと備わっていたものなのです。

 

だからこそ人類は生き延びてきたのです。

 

現代はそういった心配はほとんどありません。

 

「失敗に対する恐れ」

は人類の発展で身についた新しい恐れです。

 

「失敗するかもしれないからしない」

ではなく、

 

「怖い、だからこそ やる」

このように考えたらどうでしょうか。

 

怖いという感情を持ちながら

行動するのです。

 

ジェットコースターに乗るときに

「怖い」といってやめるでしょうか。

 

「怖い」けれど

「落ちて死ぬ」ことがないから

スリルを味わうために乗るわけです。

 

自転車に乗れないので

乗れるようになりたい。

 

でも転ぶのが怖い。

それでも乗れるようになりたいから

練習するのです。

 

転んでも死ぬことはありません。

 

赤ちゃんだって

何度も何度も転びながら

立って歩く練習をします。

 

赤ちゃんが

怖いからやめたら

一生ハイハイした大人になります。

 

死ぬこと以外

かすり傷です。

 

怖いという感情と

行動をつなげる必要はありません。

 

「失敗が怖くてできない」

という生徒に

「怖くないよ」と言ったら嘘になります。

 

「怖いままでいいんだよ」

「怖いのは当たり前、人間の証」

 

そして

「大丈夫、怖いだけだから」

と言って背中を押してあげたいものです。

 

失敗する子は伸びる

失敗する子は伸びる

 

(↑子どもの失敗について前向きになれる本です)

 

私は塾の講師として20年近く

 

思春期ど真ん中の中学生に勉強を教えてきました。

 

彼らに「やりなさい!」

「受験で失敗するぞ!」

など、煽ったりしても、心に響きませんでした。

 

思春期、反抗期のど真ん中の

児童、生徒に響く言葉を集めた本をkindle電子書籍で出版しました。

 

どれも、実際に生徒に語り掛けて

生徒が自ら前向きに行動するようになった言葉です。

 

kindleアンリミテッドなら無料でお読みいただけます。

 

よろしければお読みください。

【著書 ご案内】

      

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