私が衝撃を受けた!知らずに使ってた!子どもをダメにする励ましの言葉
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子どもになぜ勉強するのか一瞬で伝える話: 「宿題やりなさい!」ついつい怒鳴っていませんか。意味を語ることで親も子もハッピーに!
- 作者: 竹 正夢
- 発売日: 2018/08/31
- メディア: Kindle版
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子どもが何かにチャレンジしようと思うけどやっぱりやめてしまう、
もしくは子どもが何かにチャレンジしたけれどもすぐにあきらめてしまう、
そんなときよく、このような言い方を子どもにしませんか。
「本当はやればできるんだよね。」
そういう私も子どもに言ってきました。
子どもを励ますつもりで
「本当はやればできるんだよね」と声をかけてきました。
しかし、この声かけはよくない声かけだということを
ある講演会で聴きました。
池谷裕二先生をご存知ですか?
脳科学の若きエースです。
実に多くの脳に関する本を出しています。
「脳科学」というと難しいイメージをもちますが
池谷先生の本は、
読みやすく難しい言葉もかみくだいて書かれているので、
すぐに読めます。
さて、私が参加した講演会の冒頭で
脳科学の池谷先生が
「先生が子どもを励ます時に一番言って欲しくない声かけ」
と前置きした上で、
この
「本当はやればできるんだよね。」
を取り上げてくれたのです。
なぜこの声かけがいけないのでしょうか?
それは
「できない」「やらない」という理由を、
子どもが
「今はできないけど後になればできるから今はやらない」
と価値づけてしまうからなのだそうです。
だから、時間が経って、
いざ親に「やろう」と言われても
「今はできないけど後になればできるんだからやらない」
となってしまうのだそうです。
そうこうするうちに
「できない自分の姿を見せるのが嫌」になり
本当にやらなくなってしまうのだそうです。
今まで私は何気なしに、子どもを励ますつもりで言っていました。
「本当はできるんだよね」と。
では、どのような声かけをすればよいのでしょうか。
それは声かけというより
ほんの少しでもできたことを取り上げてねぎらってあげること
なのです。
成功体験を積ませてあげることです。
やらないのは自分に自信がないことの表れです。
ならばほんの小さな試練を無理矢理でものりこえさせてあげる、
つまり成功体験を積ませることで
「できない自分」を「できる自分」に変えていくのです。
ただ「自分はできない」「どうせ無理」と決めつけている子どもを変えるのはそう簡単ではありません。
成功体験できる場面をいかに多く用意してあげるかが重要なポイントとなってきます。
私は塾の講師として20年近く
思春期ど真ん中の中学生に勉強を教えてきました。
彼らに「やりなさい!」
「受験で失敗するぞ!」
など、煽ったりしても、心に響きませんでした。
思春期、反抗期のど真ん中の
児童、生徒に響く言葉を集めた本をkindleで出版しました。
どれも、実際に生徒に語り掛けて動いた言葉です。
よろしければお読みください。
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